パイプスモーキングの醍醐味は様々な個性のtobaccoの味わいが楽しめることです。
あまりに種類が多く、味わいや特徴が忘却の彼方に消えてしまったものも多々あり
自分の備忘録のためにテイスティングノートをつけ始めました。

パイプ葉は個人の嗜好性や飲み物、時間帯、体調、パイプによってもかなり変わります。
なるべく主観に流れないように書くよう注意は払っているつもりですが、あくまでも参考程度にされてください。お役に立てれば幸いです。
ついでにシガーやRYO、ウイスキーについても少し触れています。

2014年6月16日月曜日

Jose Llopis Mini


Jose Llopis(ホセジョピスと読むらしい)。
だいぶ前に冗談のつもりで買ったパナマ産の安物ミニシガー。

ハンドメイドのプレミアムシガーと書いてあるにもかかわらずヒュミドールにも入っておらず紙箱むき出しの状態でアヤシイ加賀屋(新宿紀伊國屋ビルの奥にある老舗の煙草屋さん)の店内に吊るし置いてありました(セロハンもなし)。

このままじゃ不味くて吸えまいとしばらく加湿してました(不味いシガーでも加湿熟成すると吸えるようになることがある)。
すっかり存在を忘れていたのですが今夜ふと見つけて試しに火を付けてみると、びっくりするほど美味で驚いてしまいました。

シガーはやはりハバナ産が一番ですが、日常的に灰にできるほどの身分では「まだ」ありませんので、ドミニカとかニカラグアとかの安物を試してはほぼ10割の確率でハズレを引きっぱなし。シガーは農産物なので、当たり外れも大きいのです。半ば諦めてハバナ産のシガリロ(シガレットサイズの小さな葉巻)をちみちみやっておりました。

しかしこれは久々にヒットかも知れません。1本あたり180円。これならクラブシガー(シガリロのワンサイズ上)より大きくて経済的でデイリーシガーに十分なり得る。
大きさはパナテラ(いわゆるシガー最小サイズ)とクラブシガーの中間ぐらい、バーに持ち込んでもゆっくりと味わえます。

安葉巻にありがちな金属臭や辛味もほとんどなく、アロマが強くて甘く、堆肥っぽさがハバナを野生化した感じ。

海外サイトを見ると、フィラーとバインダーがパナマでラッパーがニカラグアとあります。箱にはハバナシードと書いてある。アメリカではハバナが手に入らないので(1960年代以来、経済制裁のため禁輸)、こういう事をやって代用してるんですね。
唯一の難点は、加賀屋でしか手に入らないことかなあ。

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