パイプスモーキングの醍醐味は様々な個性のtobaccoの味わいが楽しめることです。
あまりに種類が多く、味わいや特徴が忘却の彼方に消えてしまったものも多々あり
自分の備忘録のためにテイスティングノートをつけ始めました。

パイプ葉は個人の嗜好性や飲み物、時間帯、体調、パイプによってもかなり変わります。
なるべく主観に流れないように書くよう注意は払っているつもりですが、あくまでも参考程度にされてください。お役に立てれば幸いです。
ついでにシガーやRYO、ウイスキーについても少し触れています。

2014年4月12日土曜日

パイプの本

左)ダンヒルだばこ紳士(The gentle art of smoking)
アルフレッドダンヒル著、團伊玖磨訳(1967)右)パイプ大全(第三版)日本パイプクラブ連盟編   

初めてパイプを吸ったのは学生の時。その頃は本当に吸い方を知らず、教科書もなく、一吸い毎にライターでパイプを焦がし、挙句、舌焼けばかりしていました。
そんな極東の片田舎の若造に当然パイプなど似合うべくもなく、周囲からは奇異の目、強い匂いは迷惑以外の何物でもなく、いつしか紙巻に戻ってしまっていました。

それからもしばらくは断続的にはパイプをやっていましたが、完全な禁煙とともにすっかり遠ざかっていました。

写真左側の本は、僕がアルファロメオと共に最も敬愛するドライバーズファッションブランドDunhillの二代目総裁アルフレッドダンヒルが、パイプ研究家、パイプ&タバコ業者としての知識を総動員して書き、日本を代表する作曲家の一人で、熱烈なパイプ愛好家でもあった團伊玖磨がイギリス留学中に出会い訳した輝かしいパイプのバイブルです。

絶版となって久しく、残念ながら今は手に入りません。1967年の初版本で後年古本屋で買い求めたものです。
イギリス人らしい深い考察と研究に基づいておりとても味わい深い本です。

右は最近買った日本パイプクラブ連盟のパイプ大全です。
内容的にはダンヒルの著書の方が深いですが、版を重ねる毎に内容が新しく更新されておりこれ一冊でパイプのことはほぼ分かるようになっています。

15年間の禁煙を破り、思うところあって喫煙を再開するにあたり、最終的にパイプを選び、一から勉強しなおすつもりでこの2冊だけは繰り返し読んでいます。

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