パイプスモーキングの醍醐味は様々な個性のtobaccoの味わいが楽しめることです。
あまりに種類が多く、味わいや特徴が忘却の彼方に消えてしまったものも多々あり
自分の備忘録のためにテイスティングノートをつけ始めました。

パイプ葉は個人の嗜好性や飲み物、時間帯、体調、パイプによってもかなり変わります。
なるべく主観に流れないように書くよう注意は払っているつもりですが、あくまでも参考程度にされてください。お役に立てれば幸いです。
ついでにシガーやRYO、ウイスキーについても少し触れています。

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2017年2月27日月曜日

Rattray's Macbeth


ラットレー・マクベス
使用葉:バーレー、バージニア、着香
ブランド:イギリス
製造:ドイツ
葉様:リボンカット


日本で買えるラットレーが続々と。
このマクベスも、数年前までは輸入元の柘植のカタログラインナップにはなかったものです。
取り敢えず買ってみました。

買ってから、マクベスがバーレー種メインのミクスチュアだということを知りました。
バーレー種づいてます。
前回書いたピーターソン・アイリッシュオークでバーレー種の魅力を知り、もう少し味わってみたいと思っていたところでした。
マクベスはさらに、シンプルにバーレーとバージニアだけのブレンド。
願ってもない出会いです。

缶を開けると、甘い香り。
最初、着香のそれではなく、バージニア特有の甘いフルーティなそれかと思いましたが、花の香り。なんか春っぽい。ちょっとベリー系の着香がされているようです。
と言っても本当に微かなもの。
よく手入れされたアンティーク家具が設えられた、そして花が飾られた上質なサロンがこんな香りがするのを思い出しました。


葉様は色は浅め、細めのリボンカットです。


火付、火持ちも全く申し分ない、そして序盤から旨いのもラットレーらしい感じです。
喫味はあくまでも軽く浅め。

一見、粉っぽい、乾いたいかにもバーレーといった感じの喫味が表が主張します。
ところがその後にバージニアの下支えでしょうか、どんどん甘さが増してきます。

その甘さは舌にいつまでも残りますが、若いバージニアオンリーにありがちな、バイトや辛味を伴った嫌な甘さではなく、やさしく柔らかく好ましい、いかにもパイプtobaccoらしい甘さです。

バージニアそのものがオレンジの上質なものであるだけでなく、バーレーとのブレンドの具合が絶妙なのでしょう。
そしてあくまでもこの葉の主役はバーレー。

アロマも、前回に書いたピーターソン・アイリッシュオークと同じく、ブローによる鼻腔へのアロマが抜群です。

これはバージニアだけでは決して出てこないものです。オリエントやラタキアはそれを補うためのものですが、バーレーでもこんなにふくよかなアロマになるのだとは今まで気づきませんでした。
バーレーの醍醐味を、僕は前回と今回の2つの銘柄で初めて知ることが出来ました。

これはこれから紙巻きタバコからパイプに移行を考えている方には最高の体験になるのではないでしょうか。
あくまでも喫味は(パイプとしては)軽く優しめ。そして紙巻きのようなtobaccoらしいドライなルームノート。そして後味にパイプ特有の深い甘み。それらが一度に楽しめます。

常喫葉としてかなり最高の葉なのですが、数年前までカタログになかった銘柄ということもあり、果たしていつまで輸入が続くか心配なところもあります。

僕がこのブログで紹介してきた最高の葉のいくつかも、いつのまにか取扱中止になったりして入手できなくなってしまったものがあって残念です。

パイプ人口のパイが小さいからしょうがないんですけどね。

どんどん肩身の狭くなる「タバコ」ですが、パイプtobaccoは、肺に送り込んで完結してしまうようなそれとは一線を画した奥行きと豊かさを持っています。

coffeeがインスタントの粉ではなく、産地を知り、ドリップやサイフォンで淹れて初めてcoffeeであるのと同じように、tobaccoも、大工場で紙に巻かれてきた工業製品ではなく、農産物であり、産地や銘柄で全く異なる個性と豊かな風味を持っています。

それ故にきちんと味わうにはコストや手間暇などめんどくさい一面も持っているのですが、文化としてどうにか残って欲しいなあといつも思います。

この葉もどうか末永く味わえますように。

合う飲み物はコーヒーや紅茶。
春の陽気にぴったりのtobaccoです。


2017年1月31日火曜日

Peterson Irish Oak



ピーターソン・アイリッシュ・オーク
使用葉:キャベンディッシュ(バーレー)、ペリク、バージニア
ブランド:アイルランド
葉様:リボンカット
価格:1750円/50g(2017)


缶を開けた瞬間、懐かしい匂いがしました。
初めてパイプタバコに触れた時の匂い。
あ、着香。
そんなに強くはないけれど、ダンヒルのロイヤルヨットやスイートダブリンに似ているので、「アプリコットかな?」と思って海外サイトを見てみると、シェリーだそうです。

ついでに「Burley」の文字も。そう、バーレー種。


葉様は細かめのリボンカット。

火付、火持ちは標準的で、乾きすぎず湿りすぎず好感の持てるもの。

僕はバーレーの入ったtobaccoはあまり縁がなくて、その昔、ほんの短期間紙巻きのキャメルを喫っていたことがあるぐらいです。
バーレー種は着香によく使われるため、アメリカのtobaccoには多いのだそうです。
着香されていなくてもバージニアとはちょっと違う、粉っぽい乾いた独特のアロマがあります。
僕の印象では、オリエントに似ていますが、もわっとしたあの感じはありません。
バージニア特有の甘みもありません。

さて、このアイリッシュオークはどうでしょう。

オークと名付けられ、シェリーの着香と聞けば、もう自ずとそのイメージするところは決まっています。

そう、ウイスキーです。

ウイスキーの保存熟成に使われる樽には、昔からシェリー酒を作った後の、中古の樽が使われてきました。

シェリー樽ウイスキーの特徴は、スモーキーさよりもフルーティさ、華やかさを強調した味です。
さらっとしたものから、グレンドロナックのように濃厚でいつまでも後味が残るものまで様々ですが、共通するのはアロマの華やかさです。

さて、アイリッシュオークはどうでしょう。

序盤はとても軽く、さらっとしています。
タバコを喫ってるなあという感じ。
軽い甘さ。

中盤にさしかかると、アロマに独特のニュアンスが出ているのに気が付きます。
オリエントに似た、こっくりとした旨みのある匂いです。
これはペリクとバーレーのコンビネーションでしょう。
これが終盤まで途切れることなく続きます。

ドローより、圧倒的にブローの方が美味い。

アイリッシュ「オーク」なのかどうかはちょっと分かりませんが、とても軽やかでありながら、深い後味の残る不思議な葉です。
甘いバージニアtobaccoが苦手だけれど、バルカンブレンドやオリエントのようなしつこさも嫌だなという向きにはピッタリだと思います。
優しい味わいでありながら、存分に鼻腔をくすぐるバーレーとペリクのハーモニーは絶品です。

煙量は極力少なく、スロースモーキングを心がけると、この葉の良さを存分に味わえることでしょう。

パイプはストレートよりシャンクが下に向いたタイプの方がより味わい深いと思います。というわけで、ピーターソンのパイプに合うのです。









2017年1月28日土曜日

Rattray's Highland Targe




ラットレー・ハイランド・タージ
使用葉:ブラックキャベンディッシュ、ラタキア、オリエント、バージニア
原産国:ドイツ(UK OEM)
価格:4500円/ 100g(2016)


tobaccoの味なんていうのは日々違うもので、体調や食べ物や湿度や気温で全然変わっちゃうのです。だから過去の自分の文章を読んでみても、その通り!と思うところもあれば、あれ?そうかな?というのもあり、なんだかアテになるようなならないような、書き直したくてモヤモヤしたり。

最近は特にそんな感じでこのハイランドタージも日によって全然違う。これは一体なんだというので、100g缶を2缶を空けてしまいました。

まあ2缶も空けるということは、少なくともマズイtobaccoではないわけで。

一言で言うと、ハイランドタージは、僕にとっては軽めオリエントです。ラタキア風味もするけれど、これはれっきとしたオリエントタバコであります。

燻らしている時には、たいてい夏の暑い日の砂埃にまみれたやせ我慢男の味と匂いがするのです。

ベル・エポックに背を向けて、独りアフリカに新天地を求めて彷徨うハードボイルドに似合うのはやっぱりオリエント。ちょっと脂っぽくて、どこからともなく花とポマードの香り。

しかしオリエントばかり喫っているとやっぱり疲れる。スクアドロンリーダーほどストイックではないけれど、人間、誇りだけでは生きては行けぬ。
ヴァージニアの甘い日々が懐かしい。

おまかせあれ。ハイランドタージはブラックキャベンディッシュとヴァージニアのハーモニーもしっかりと口当たりが残り、深い甘みとフルーティさを味わえます。

まあ、そんな感じの葉ですが、その時によって主役が交代してしまいます。
ある時にはキャベンディッシュが延々とデザートのように真ん中にいたり。

その時によって印象がかなり変わる葉ですが、マイルドで、常喫葉にはなかなかの逸材でしょう。

火付き火持ちはまあまあ。リボンカットはやや細かめ。


合う飲み物は何でもいいでしょう。
コーヒーでも紅茶でもウイスキーでもコーラでもソーダでも。

なぜならその日の気分でこのtobaccoも変わってくれるからです。

煙たっぷりでもいいのですが、深い甘みを味わいたいなら、ぜひとも小さくゆっくりと燻らしてください。








2017年1月16日月曜日

Rattray's Marlin Flake (Flake)


ラットレー・マーリン・フレーク
バージニア、ブラックキャベンディッシュ、ペリク
原産国:ドイツ(イギリスブランドOEM)



近頃は、相も変わらずラットレーです。

以前に紹介したマーリンフレークは丸缶のブロークンフレークでしたが、久しぶりにお目にかかったら一回り小さな角缶になっていました。

当然中身の形状もシートフレーク状に変更に。

モデルチェンジの経緯、他OEM葉との兼ね合いによる合理化なのかそれとも元々のマーリンフレークの喫味を追求した結果なのかは分かりません。



葉様は以前に比べて色が薄くなったような気がします。

香りも弱くなったような気がしますが、これはフレークの密度にもよるのかもしれません。

標準的なパイプの場合、フレーク1枚では多く、半分程度でボウルいっぱいになります。
ただマーリンフレークやオールドゴーリーなどのラットレーのバージニアブレンドは、できれば一枚を丸々飲み込んでしまえるような大きめのボウルのパイプで味わう方が、よりその真価を知ることができると思います。


火付きは良いですが、火持ちには若干のコツが要ります。

マーリンフレークはなるべくゆっくりと燻らしてスロースモーキングに徹すると、ほのかな甘味が後まで残りとても好感が持てますがこのフレークも同様です。

シートフレークは一般的に密度が高いので、もみほぐさずに折りたたんでボウルに詰めると、火持ちにコツが必要になる半面、燃え方がリボンカットなどに比べて飛躍的に遅くゆっくりになります。

これによってスロースモーキングが可能になり、舌焼けや味の悪化を防いでくれます。
火を絶やさないようにするあまり強くドローしてしまえば逆効果ですが、あまりほぐさずに折りたたんで喫ってみることをおすすめします。

とは言え、以前の丸缶のブロークンフレークでもスロースモーキングは可能で、今回シートフレークにした意味はいまひとつ分かりません。

前の丸缶で良かったんじゃない?
まあ、缶のサイズが小さいので携帯にも便利というのはあるかな。

常喫に適した上品で飽きの来ないマーリンフレークです。

時間はデイタイム、合う飲み物はコーヒーなど。


2016年12月8日木曜日

Rattray Dark Fragrant


ラットレー・ダーク・フラグラント
使用葉:ブラックキャベンディッシュ、ペリク
原産国:ドイツ(UK OEM)
価格:4500円/ 100g(2016)

ちょっと前まではなかなかお目にかかれなかったラットレーの銘柄が、相次いで国内のカタログラインナップに加えられたようです。

僕もこのところはブラック・バージニア(Black Virginia)やアカウンタンス・ミクスチュア(Accountants Mixture)、そして定番のオールド・ゴーリー(Old Gowrie)と、ラットレーばかりを愛用しています。

このうちブラック・バージニア(Black Virginia)については次の機会に印象をここで書きたいと思っています。


今回はダーク・フラグラント(Dark Fragrant)。

ラットレーと言えば、上質なバージニアを主体とした葉の旨さがなんとも言えません。
その中でもマーリン・フレーク(Marlin Flake)は、その上質なバージニアとキャベンディッシュ、ペリクのバランスが絶妙で、常喫葉としては本当に上質です。

ちょっと乱暴な言い方になりますが
オールド・ゴーリーはマーリン・フレークからブラックキャベンディッシュを抜いたもの
対して今回のダーク・フラグラントは、バージニアを抜いたもの…と表現できそうです。

文字通り、香りがやや強い、黒いキャベンディッシュが主体
そこに僅かのペリク(希少なtobacco葉の漬物のようなもの)を加えています。
葉様はフレークで、あまり細かくはなく、ひらたく丸みを帯びた形状です。


生葉の香りは、レーズンのような芳香。
これはキャベンディッシュにアプリコットか何かのフルーツを使用しているからのように思われます。
僅かにバニラの香りもするけれど、バニラ加香はされているかどうかは分かりません。

火着き火持ちは開封直後でも申し分ありません。
アロマはずしっと重く、バーなどではルームノートに気を使いそうですが、着香のそれとは違って嫌味はないので、パイプやシガーに慣れた人であれば気にはならないでしょう。

喫味は序盤からとても甘いです。これも人によって変わるとは思いますが、イギリス葉に慣れた人にとって「甘い」と感じる甘さで、tobacco本来の熟成された甘さといえるでしょう。

冬になると、バージニアオンリーの葉が段々辛くきつくなってくるのですが、それに反比例するように、ブラックキャベンディッシュ主体の葉がとても味わいを増してきます。

まさに冬のよく温まった暖かいリビングにピッタリの一品。

合う飲み物は、紅茶、シェリーなど。
時間帯は夜。





2016年5月13日金曜日

Dunhill My Mixture BB1938



ダンヒル・マイミクスチュア・BB1938
使用葉:ヴァージニア、ラタキア
原産国:イギリス
価格:1750円/50g(2016)

昨年暮れあたりから日本国内でも見かけるようになったダンヒルの新製品です。が、大元は戦前から存在しやがてダンヒルのtobacco撤退で消えたBaby'sBottom というミクスチュアの復刻版です。
残念ながらBaby'sBottomを味わった経験がないのでオリジナルとこの復刻版的BB1938がどう違うのかは分かりません。



生葉の香りは鮮烈なラタキアとヴァージニアのハーモニーです。それ以上でもなくそれ以下でもない、しかし実に心地の良い爽やかなものです。

喫味は終始軽く爽やかです。
いや、それはダンヒルのド定番、マイミクスチュア965との比較でのことです。
缶のデザインが良く似ているので、否応なく比較してしまいますが、傾向は似ているようでだいぶ違う方向性を向いています。

例えば965のむせかえるような複雑なアロマはありません。ガツンと来るバイトやまとわりつくようなオリエントの絡みもありません。その代わりラタキアのスパイシーなアロマとヴァージニアの爽やかな甘味が強調され、くっきりしたコントラストと単純明快で分かりやすい素性を持っています。

火付、火持ちとも申し分なく、序盤から薄めですがヴァージニアの爽やかな甘みとラタキアの薫香を存分に味わうことができます。そして後半に行くに従ってふくよかな風味が増してゆきます。


この葉の最大の美点は、ドローアンドブローに全くと言っていいほど気を使わなくて済むというところでしょうか。
大きなボウルでも小さなボウルでも、ぞんざいな喫い方をしても用心深く喫っても、味が大きく変わることがないのです。

個人的にはこれからイングリッシュミクスチュアやラタキア入りの葉を始めてみようと思う方に最適と思うと同時に、ベテランにとっても常喫葉としても全く申し分のない実にシンプルで飽きの来ない軽いキャラクターを持った葉だと言えると思います。
MM965がややクラシカルなイングリッシュミクスチュアだとするなら、このBB1938は例えばマクレーランドのようなより現代的で軽やかさを強調した葉だと言えるでしょう。
ニコチン酔いの心配も、舌荒れの危険性も殆どありません。

もしも965と同様に手軽に街のタバコ屋さんで手に入るなら、「とりあえず」の定番として常備しておく価値はあります。

良いtobaccoです。

2016年3月18日金曜日

Cornel&Diehl Star of the East Flake



コーネル・アンド・ディール・スター・オブ・ザ・イースト・フレーク
使用葉:ラタキア、オリエント、バージニア
原産国:アメリカ
価格:2600円/56g

難しいtobaccoです。
そして個性的でとても味わい深いtobaccoです。

缶を開けると真っ黒なブロークンフレーク(フレークをほぐしたような状態)が現れます。
とにかく真っ黒です。そして非常に脆いのです。


とにかく黒く脆い。
指でつまみ上げると、ちょっと力を入れただけでモロモロと崩れてきます。
こんなに脆くていいのでしょうか。
うまくやらないとパイプが詰まってしまいそうです。

脆いので一見乾燥しているように思いますが、開封してからしばらく外気にさらしておいた方が火持ちは良くなります。
その乾燥がまたさらにフレークをモロモロにしてしまうのですが。

香りは酸味の強い発酵臭。
ラタキアが50%程度入っているとのこと。

注意深くボウルに詰めていきます。
詰め方は、なるべくゆるく、タンパーは使わず縦にフレークが並ぶようにするとうまくゆっくり燃えてくれます。隙間はピックで調整します。

序盤、ラタキアらしさはそれほどではありません。
粉っぽい渋み。
アメリカンブレンドに共通の、淡白さと辛味の少なさ。

ですが、スパスパやっていると突然舌を刺激するバイトが出てきます。
火が安定してきたら、なるべくスロースモーキングに徹します。
お手本のようなブローアンドドローが必要です。

そうすると次第に味わいが出てきます。
爽やかな甘み、ミント、コーヒーのようなコク、熟したワイン、トースト……。
いろんなヒントが出てきます。
それは喫い方によって、また喫う度に違う印象があります。

ラタキアらしさが出てくるのは中盤以降、次第にアロマにそれが現れます。
しかしそれはラタキアを主張するのではなく、極端にストーブされたオリエントとヴァージニアの下支えとして、ベースラインに徹しています。
あくまでも主体は喫味です。

燃え方は非常にゆっくりです。
ゆっくりでないとうまく喫えません。
そしてバイト(舌荒れ)が起きます。


このスターオブザイーストフレークは、あらゆるフレークに飽きた人に最適です。
ビギナーはおそらく寄せ付けないでしょうけれど
長年パイプに親しんできた人にとってはとても美味いtobaccoと感じられるでしょう。
じっくりとパイプと向き合える、新しいタイプのアメリカンブレンドのように思います。

サミュエルガーウィズにBlackXXという極めつけの葉(縄)がありますが、それとは味わいもニュアンスも全く異なりますが、「なんじゃこりゃ度」と征服感には似たものがありそうです。甘みがある分、こちらのほうが親しみやすいでしょう。

ニコチン酔いの心配は少ないですが、バイトに注意。
それとタンパーでがしがしやるとあっという間に煙道が詰まるのでそれも注意。

合う飲み物はウイスキーやコーヒー。


2016年2月17日水曜日

Mc Clelland Rose of Latakia



マクレーランド・ローズ・オブ・ラタキア
使用葉:ラタキア、オリエント、ヴァージニア
原産国:アメリカ
価格:¥2,500/50g





缶に書かれた説明によると「ラタキアの薔薇」とは、シリア産のラタキアの中でもっとも上質なものに名づけられた名称だということです。

さて、今日の深刻なシリア情勢においてシリア産ラタキアが果たして手に入るものなのでしょうか。
この葉にシリア産のラタキアが使われているかどうかはわかりません。

どちらにしても、ラタキアのことを考えるまでもなく、一日も早くシリアに平和と安寧が訪れますよう、心から祈るばかりです。

産地はともかくローズオブラタキアにラタキアが使われていることだけは確かなようです。ただし、ラタキアミクスチュアと思って喫うのは早合点のようです。




開封すると褐色の、典型的なほぐれたリボンカットが現れます。
生葉はドライフルーツ、チェリーのような香りがします。
しかし上品で軽やかです。
ラタキア臭さは全くありません。

火付き、火持ちはとても良く、序盤からほんのり甘い喫味が口の中を支配します。
ラタキアの特徴は殆ど感じられません。アロマも強くなく、淡々とした柔らかいスモーキングタイムが過ぎてゆきます。

総じて思うのは
「ラタキアの感じがない」
です。
オリエントのしつこさもない。
さらさらしている。

終盤に差し掛かっても喫味は変わらず、軽い印象が続きます。
明るい日差しの中、どこまでも続く道をドライブしているような感覚です。
それは変化に富んでるわけでもありませんが、決して退屈な訳でもなく、時折ゆっくりとうねるようなドライブ感と持続感が心地よいのです。
ルームノートも良い印象で、穏やかでほのかな花のような香りがすっと引いていく感じです。

この葉は「ラタキア入り」や「イングリッシュミクスチュア」として括るのはやや無理があるように思います。
むしろ「アメリカンミクスチュア」として向かい合った方が良いかもしれません。
マクレーランドのtobaccoはそういった良い意味でのアメリカ風の個性を持っており、この葉はその典型です。
軽やかさ、明るさ、甘さ、全てが優しく、そしてオーガニックな印象を受けます。

常喫葉としても申し分ありませんが、コスト的には安いとは言えないのが残念です。
イギリスやヨーロッパ風のキャベンディッシュがやや重いと感じる場合にはかなりおすすめの葉です。




2016年2月9日火曜日

Robert McConnell Old London Pebble Cut



ロバート・マコーネル・オールドロンドン・ペブルカット
使用葉:オリエント、ペリク、ヴァージニア
原産国:EU(ブランドはイギリス)
価格:4100円/100g

2014年版のカタログを見ると、ブランドはAshtonになっています。
僕が購入したのはRobert McConnell。
どちらにしてもマクレーランドが製造していると思われます。
この辺の事情は詳しくないので詳細はわかりません。
そんなわけで、いつもながらの見たまま、喫ったままの感想です。

ペブルカットというのは、長い状態のブロークンフレークのようなもので、帯状に圧縮された葉が束ねられて缶に入っています。


これをちぎって、手で揉みほぐしてパイプに詰めるわけですが、サミュエルガーウィズのフレークなんかに比べると圧倒的にほぐしやすくて火付きもとても良好です。

生葉の香りは特別個性があるわけではなく、ほのかなプンパーニッケルの香りはしますが、それほど強くはありません。

火持ちもとても良く、ほぐさずに丸めて喫っても火持ちで苦労することはまずありません。

この葉は、アロマよりも喫味、前半より後半に特徴があります。

まず出てくるのはオリエント特有の濃厚なキックです。まとわりつくようなオイリーな香りと喫味。
ややスパイシーな辛味もありますが強くはありません。
後半になるに従って甘みとこってり感が増してきます。
これはペリクが作用しているかもしれません。
ペリク自体の主張は強くなく、本当にオリエントに深みを与えている程度だと思います。

とても「旨い」tobaccoです。
そして飽きが来ない。
パイプや喫い方でいろんな味に変化する、奥の深い味です。

ただ惜しいのは、これだけ濃厚でスパイシーなのに、ラタキアの影が全くないことです。
まあ、それはブレンドのコンセプトであって、ラタキアが入ってなければダメだということでは決してないのですが、これだけ奥行きがあるとどうしてもラタキアのアロマが欲しくなってしまいます。

それで僕は手持ちのラタキア葉を少しだけ混ぜることにしました。
そうするとみるみるアロマに広がりが出てフルテイストに変化していきました。
喫味に広がるオイリーさと甘みが、ラタキアのアロマで倍増した感じです。

クライマックスは後半、常喫葉としても申し分ありません。
コストパフォーマンスもこの手の葉にしてはまあまあです。

例えばラットレーのオールドゴーリーやマーリンフレークを喫い慣れた人にとってなら、この葉は代わりとして十分に好ましい味わいを提供してくれることでしょう。





2016年1月20日水曜日

Rattray's Accountant's Mixture



 ラットレー・アカウンタンツ・ミクスチュア
使用葉:ヴァージニア、ラタキア、ブラックキャベンディッシュ
原産国:ドイツ(ブランドはイギリス)
価格:4500円/100g 


スムーズ&マイルドなバルカン

前回紹介したばかりのラゴンダが国内取扱中止になってしまいました。
素晴らしいブレンドだったので本当に残念です。
代わりになる葉を探していたら、この「アカウンタンツ・ミクスチュア」を薦められました。
「会計士のミクスチュア」
なんのこっちゃです。

素性は標準的イングリッシュミクスチュアです。
ただラタキアのクセは抑えられ、生葉の香りはブラックキャベンディッシュとのハーモニーでとてもマイルドで爽やか、好感の持てるものです。
とても濃い色のリボンカット。

喫味もとてもマイルドでスムーズです。どことなく物足りなさを感じながら、気がつけば一気にワンボウル終了。満喫感も舌焼けもなく、2ボウル目。

いつもなら鼻腔を刺激するラタキアのアロアも、「もっとあってもいいな」と思わせるマイルドさです。

ただ、決して味気ないわけではなく、ほんのりとした甘みの中から単なるラタキアタバコとは違う独特のアロマと後味が次第に浮かび上がってくるのです。それはおそらくブラックキャベンディッシュのブレンドのせいでしょう。
薄いは薄いのですがしっかりした土台の支えは感じます。安易な感じは全くしません。

パイプ喫煙の場合、ドロー(吸い)の他にブロー(吹き)も重要な要素になります。
特にアロマを楽しむタイプの葉ではブローは欠かせないものです。
アカウンタンツもこのブローを意識的にすることで、より味わい深いアロマを楽しむことができると思います。

ラットレーの代表的なリボンカットミクスチュアには他に「セブンリザーブ」「レッドラパリー」「ブラックマロリー」があります。
「アカウンタンツ」はこの中でレッドラパリーに非常によく似た喫味を持っていますが、さらにマイルドでほんのり甘みを加えた感じになっています。

惜しいのは、価格と燃えの速さでしょうか。
特に価格は、ラットレーはどれも高め設定です。常喫にいいなと思わせる葉が多いだけにコストパフォーマンスの低さが残念です。

燃えの速さというのは葉の乾燥状態や葉組にもよりますが、カットが細やかで薄い葉を多く使用していると、火付きや火持ちが良い代わりにあっという間にボウルが終わってしまいがちです。アカウンタンツも全般的に葉様がとても薄いのです。
この葉様の薄さが燃え方を速め、奥行きを味わう前に終わってしまう要因の一つになっていることは否めません。

楽しめる時間帯は終日。いつでもさほど変わらない風味を満喫できるでしょう。パイプとじっくり向き合うのではなく、何かの作業をしながらインターバルにパイプに火をつけるというつきあい方が向いています。

とここまで書いて、「会計士のミクスチュア」の意味が何となく分かったような気になりました。



2015年12月20日日曜日

G.L.Peace Lagonda


G.L.ピース(オールド・ロンドン・シリーズ)・ラゴンダ
使用葉:ラタキア、ヴァージニア、オリエント
原産国:アメリカ
価格:2850円/57g(2015)


Lagondaとは戦前イギリスの名車の名前です。アストンマーチンに買収されてからはアストンマーチンの車種の一つとなり、戦後しばらくして「アストンマーチン・ラゴンダ」の名前で復活したこともあります。

缶にも往年の名車(1920〜1930年代の一バージョン)と思しきイラストが描かれており、真性のクルマ好きにはたまらないものになっています。そんなわけで僕もジャケ買い(死語)したのでした。

葉様はラタキアのせいで濃いのですが、前述のラタキアNo.1ほどではありません。やや固め、小さめのリボンカット。

薫香は素晴らしく、奥行きのある複雑な酸味と発酵臭を伴うものです。最初は「絶対にペリクが入っている!それも本当にベストの配合で」と思いましたが、カタログや海外のレビューを見ても、どこにもそんなことは書いておりません。
それだけキプロス産のラタキアの燻製ぶりが素晴らしいのでしょう。

葉はやや乾燥気味なので、開缶してすぐにパイプに詰めても、何の問題もなく火が安定します。この辺はアメリカ産の高級葉に共通する良さだと思います。

イギリス産はウェットなものが多く、それはそれでとても好ましいものですが、火を安定させるまでややコツが要るので手軽とは言い難いところがあります。

喫味は終始安定して素晴らしい薫香のアロマを提供してくれます。
ほのかな甘味を伴い、終盤に行くに従いどんどんクライマックスが高まっていきます。
爽やかさもあります。まるでソーダのように味覚を刺激し、しかしそれは決して甘ったるいものではなく、実に抑制の効いた、質の良いハバナのような郷愁に満ちた甘さです。

しかしやはりなんといってもこの葉の美点はアロマでしょう。
煙量を少なく保ってアロマを感じる時、パイピストであることの喜びを実感します。

スモーキングタイムが終わるのが実に惜しい葉です。

食後のウイスキーと共に、でも一日を通していつでも良い時間を過ごすことができます。
ニコチン感は軽め、舌荒れの心配は中ぐらいです。

価格さえもう少し抑えめなら、常喫葉として申し分ないのですが、そこだけが惜しいところでした。



2015年8月23日日曜日

Butera's RoyalVintage Latakia No.1



ビュテラ・ロイヤルヴィンテージ・ラタキア・ナンバー1
使用葉:ラタキア、オリエント、バージニア
原産国:アメリカ
価格:2500円/50g(2015)

ラタキアを存分に味わいたい人のためのtobacco。
逆に言えばラタキアに慣れていない人には決しておすすめできない銘柄です。

とは言うもののの、じゃあラタキア感Maxでスゴイ世界なのかと言えば、そうでもないのです。
ラタキアの中では軽い(標準的な)キプロス系で、それが配合率がかなり高くなっているだけなので、お好きな方ならお察しの通り、味わい的にそれほど深いコクや芳香を放つ訳ではありません。
というか、トーベンダンスクの100%ラタキアでも紹介しましたが、ラタキアはそれ単体では風味はさほどありません。強い薫香が、他の主体となるバージニアやオリエントと重なることで全体の風味を飛躍的に深く強くする役目を持つのがラタキアであって、決して単体では奥行きのある葉であるとは言い難いところがあります。

ラタキアNo.1も、バージニアが配合されているとはいえ、さほどの甘みを期待できる訳でもなく、またオリエントとラタキア主体ですからニコチン感もそれほど強い訳ではありません。
ただ、ラタキア主体ブレンドのお手本のような葉ですから、どうしてもラタキア感を感じたくているなら、一度は喫ってみるのも良いかと思います。


バージニアとオリエントのラタキアに対する配合率はノーマルとは逆転しており、ラタキアが60%を超えるのではないかというほど葉様は黒く沈んでいます。

故に喫味もほぼラタキア主体です。時々ほんのりとした甘みを感じることもありますが、上澄みにほんのりといった感じで、終始淡々としたラタキアの渋みと爽やかなアロマが続きます。

煙量は大目に、大きめのパイプで豊かに燻らすのに向いています。
あるいは甘めのカクテルと共に、バーやリビングのルームノートにラタキアを漂わせたいという場合に向いているかもしれません。

ニコチン感は軽め、舌荒れの心配はあまりありませんが、満喫感の薄さから深くドローしたりするといがらっぽくなるので注意。



MacClelland FrogMorton on the Town

マクレーランド・フロッグ・モートン・オン・ザ・タウン
使用葉:ラタキア、オリエント(バスマ)、ヴァージニア
原産国:アメリカ
価格:2500円/50g(2015)

甘く爽やかな喫味が特徴の葉です。もちろん着香着味はしていないイングリッシュ系ミクスチュア。
パッケージには「Basma(バスマ)」という聞きなれない単語が。
カタログによればオリエントとラタキアのギリシャのバスマ村産のオリエント種の種で育てた葉を使用しているとのこと。バスマ村はアルバニアとの国境に近いとありますがgoogleMapではどうも見つけられません。まあそのうち調べましょう。
最近はオリエントのクラシカルでねっとりと絡みつくようなアロマと喫味に嵌り気味で、この「オン・ザ・タウン」にもそのしつこさを大いに期待して購入しました。

結果は良い意味で裏切られました。火を灯して最初に飛び込んでくるのはヴァージニアとラタキアの爽やかな甘みのハーモニーです。オリエントらしさが出てくるのは中盤になってから。突如アロマがそれと分かるものに変化してきます。しかしあのむせかえるような、いやらしいほどにセクシーなそれではなく、あくまでも爽やかでふわっとした節度のあるオリエンタルアロマでした。
いくらふかしてもお腹いっぱいになることのない、都会的でスッキリとしたエッセンシャルなオリエント。それでいてオリエントが弱い訳でもない。
「オン・ザ・タウン」と銘打った意味が本当によく分かります。

それにしてもフロッグモートンのラタキアは軽い。フロッグモートンオリジナルよりもさらに軽いです。

時間帯はデイタイム。合う飲み物は水、コーヒー、紅茶など。
舌焼けの心配は少しだけあり。ニコチン酔いの心配はなし。







2015年8月22日土曜日

Cornell & Diehl Habana Daydream




コーネル・アンド・ディール・ハバナ・デイ・ドリーム
原産国:アメリカ合衆国
使用葉:バージニア、ペリク、キャベンディッシュ、ラタキア、シガーリーフ
価格:2500円/57g(2015)

素晴らしいミクスチュアです。
夏のパイプでこれほどの選択肢はなかなか他にないのではないかというほどです。

ウイスキーもそうですが、日本の夏ではパイプもまたやや暑さで味が変わり、嗜好がかなり変わります。ウイスキーならロックやハイボールが美味い季節、tobaccoならシガーが美味い季節でもあります。

パイプ葉も消費の多い銘柄が変わってきます。
コクのある葉よりあっさりとしたキレの良い葉、ダンヒルならモーニングミクスチュアやロンドンミクスチュア、サミュエルガーウィズならパーフェクションなど。
そしてコーネルアンドディールのハバナデイドリーム。

カタログやレビューの幾つかでは「葉巻感!」という表現が目立ちます。
ネーミングからついつい連想してしまう味やイメージは確かにあるでしょう。
しかし実際には葉巻葉の使用はほんの僅かだし、日頃シガーを喫う人ならば、これを葉巻感と称するのにかなり無理があると思います。
故に「葉巻葉で作られたパイプ葉」を期待して購入するならやめておいたほうが無難です。

この葉の芯はブラックキャベンディッシュとペリクのハーモニーです。
特にペリクは生葉の芳香とアロマの第一印象を決定しています。そして喫味のベースをキャベンディッシュが支え、そこにラタキアの薫香が喫味に深さと豊かさを演出します。

ではシガーリーフはどこでどんな役割を果たしているかというと、気をつければ分かりますが意識しなければ背景に溶け込んでしまうほどの、色彩といった感じです。
もちろんそれがこの葉のキャラクターを決定づけているのは確かです。それは喫味ではなく中盤〜終盤のアロマに如実にあらわれています。
熟成香が、それまでのペリクとは違う、キャベンディッシュの甘さと渾然一体となった柔らかく女性的な陶酔を与えてくれます。
終盤ややいがらっぽくなる傾向がありますが、ニコチン感も強くないので、時間帯を選ばずいつも燻らせたくなる魅力にあふれています。これでモヒートやダイキリなどラム系のカクテルをいただくのも悪くないでしょう。
欠点は価格。2500円に常喫性を納得できるか否か、それだけです。

  1. 生葉芳香 弱←○○○○○○○★○→強
  2. 甘  み 弱←○○○○○○★○○→甘
  3. 味の濃淡 淡←○○○○○★○○○→濃
  4. 熟成感  若←○○○○○○★○○→熟
  5. アロマ  淡←○○○○○○★○○→濃
  6. 満喫感  弱←○○○○★○○○○→強
  7. 舌アレ度 弱←○○★○○○○○○→強
  8. 火持ち度 悪←○○○○○○★○○→良
  9. 常喫可能 無←○○○○○○○★○→有
  10. 個  性 弱←○○○○○○★○○→強


2015年7月23日木曜日

Samuel Gawith Fire dance flake




サミュエルガーウィズ・ファイヤダンスフレーク
原産国:イギリス
使用葉:ヴァージニア
着香:ブラックベリー、ブランデー他

フレークの喫し方については国の内外を問わずブログでも動画でも諸説フンプンいろんな自説が紹介されています。僕もこれまで散々もっともらしいことを書いてきましたが、結局は四つ折りにしてボウルにねじり込んで火付きや火持ちを気にしないフリをして喫う事が一番多いのです。ほぐすのもめんどくさいし。

こうして喫うフレークの利点は、まずはボウルが長持ちするという点です。普通のミクスチュアならせいぜい1時間、フレークは半日近く詰めっぱなしということも珍しくありません。もっともそれは火持ちの悪さによってブロー&ドローをサボればあっという間に消えてしまって火が点いていない時間の方が長いという前提付きですが。

ですが、よく考えれば一日咥えていた時代のパイプの喫い方はこんなものではないでしょうか。火を付けて一服するけれど、その時間はせいぜい数分。
ほっとけば立ち消え。
仕事に戻る。
次の休憩や思い出した時にまた火をつけて数分(数服)。

もちろん火持ちの良いフレークもあるし、火持ちが良くなくても火持ちを良くして何十分も燻らせることもできなくはありませんが、ミクスチュアのようにあんまりスパスパやっているとあっという間に舌荒れを起こしてしまいます。

僕のような絵描きにとっても、制作に夢中になっていると、いつまでも火が消えないミクスチュアなどは、過燃焼を起こして舌荒れに泣かされます。
その点フレークは。意識しないでいると火が消えてくれますから、手を休める都度火を付けてインターバルを取れるし、制作中に葉を詰め替える手間暇に集中力をそがれることもなく、そういった点ではとても助かっています。



さて、ファイヤダンスフレークは、サミュエルガーウィズのフレークの中では珍しい着香系のフレークです。開封するとベリー系の甘い香りが漂います。
と言ってもあくまでも自然なもので、他のヨーロッパ・アメリカ系にあるようなチューインガムやチョコレート系のそれとは全く違うもので好感の持てるものです。

生葉の形状はフレークですが、他のサミュエルガーウィズのフレークよりスライスが薄く、少し脆くなっています。一枚をパイプに詰めてもいっぱいになることはなく、大きめのパイプだと半分ぐらいしか埋まりません。

火付き、火持ちはサミュエルガーウィズのフレークの中ではかなり良い方です。
喫味はとてもマイルドです。ほのかな甘味はヴァージニア由来のもの。燻らす煙からもほのかにベリーのアロマが漂います。
満喫感もそれほどでなく、バイト(舌荒れ)もヴァージニア単独としては少ない方だと言えるでしょう。

サミュエルガーウィズのフレークは本格的なものばかりですが、半面火持ちや詰め方にコツの要るもの、そして味もややベテラン向きのが多いのですが、このファイヤダンスフレークは、初めてサミュエルガーウィズのフレークを試してみたいという人にとってはかなり良い選択になるのではないでしょうか。

ただ、ヴァージニアとして喫うにはややパンチ不足、キャベンディッシュとして喫うにはまだ生っぽい、ちょっと中途半端なところもあります。
この葉の肝はルームノートではないかと思います。控えめでありながら甘く艶っぽい香りは女性的ですらあります。
この葉がとある女性パイピストのために作られたというエピソードにもうなずけます。

生葉のフルーティな香りとアロマを味わいつつ、軽いアルコールと一緒に喫うのが向いています。
合う飲み物はビール、カクテル。時間帯は夕方〜。

  1. 生葉芳香 弱←○○○○○○★○○→強
  2. 甘  み 少←○○○★○○○○○→多
  3. 味の濃淡 淡←○○○★○○○○○→濃
  4. 熟成感  若←○○○○★○○○○→熟
  5. アロマ  淡←○○○○○★○○○→濃
  6. 満喫感  弱←○○○○○★○○○→強
  7. 舌アレ度 弱←○○○○○★○○○→強
  8. 火持ち度 悪←○○○○○★○○○→良
  9. 常  喫 無←○○○○○★○○○→有
  10. 個  性 弱←○○○○○○★○○→強


2015年7月3日金曜日

Samuel Gawith Skiff Mixture






サミュエル・ガーウィズ・スキッフ・ミクスチュア
原産国:イギリス
使用葉:ヴァージニア、ラタキア、オリエント


中野にもここ数年ショットバーがずいぶんと増えてオーセンティックを目指すところもちらほら。
そんな中のとある蔵酒の種類の多さを売りにしている小さなバーに入った時のことでした。
美味いウイスキーを二杯ほどいただいたところで気分も良くなりパイプを取り出すと、間髪を入れずにNGを出されてしまいました。
マスター曰く、換気の問題で紙巻きタバコは良いが葉巻とパイプはお断りとのこと。
もちろんにこやかに従いパイプを収めましたが「ああ、このバーはダメだな」と判断して早々に退散しました。

そのマスターはまだ若いですがウイスキーの利酒や歴史にとても拘り知識も豊富な様子。しかし基本的なことを分かっていない。
何かというとまず、タバコの中でもっとも煙量が多く空気を汚すのは、葉巻(シガー)でもパイプでもなく紙巻きタバコであるという点。
次に、酒の味と香りを濁して台無しにしてしまうのは、葉巻(シガー)でもパイプでもなく紙巻きタバコであるという点。
最後に、上質なウイスキー、特にスコッチは無煙でテイスティングするだけでなく、パイプやシガーと切っても切れない味覚のペアであるという点。

いくら酒の事を語れてもシガーやパイプのことを知らなければ、その知識は知識の牢屋から出ることはできない。

ワインと違ってウイスキーはストイックなグルメ志向や健康志向などのスノッブ感覚では何にも楽しめないものです。ワインや出汁を嗅ぎ分ける敏感な味覚のみで素人テイスティングをやってしまえば、いずれ日本で飲まれるウイスキーは山崎やボウモアばかりになってしまうでしょう。なぜアードベッグやラフロイグがあの味で長年飲まれてきたのか、このバーテンはもう少し勉強する必要があると思います。
まあ、とにかくショットバーでシガーやパイプを断られるというのは初めての体験でした。

さて、そんなウイスキーに似合うパイプ葉といえばイングリッシュミクスチュア。そしてその中でお気に入りのひとつがサミュエルガーウィズのスキッフミクスチュアです。
前に取り上げたスクアドロンリーダーととても良く似たブレンドですが、スクアドロンリーダーはほのかにリコリス系の着香があり、オイリーな中にも爽やかな後味がありましたが、スキッフミクスチュアは加香が全くされていない上にオリエントの配合がさらに多くヴァージニアが少なく、クラシカルかつハードボイルドな印象です。

生葉の香りはむんとしたオリエントとラタキアの香り、やや細かいリボンカット。
ややモイストで着火にコツは要るものの、火持ちは良好。
終始ラタキアとオリエントの主張が続きます。個人的にはラタキアがもう少し欲しいと思う事もありますが、全体的には過ぎず足りなくもなく余計な主張をせず淡々とtobacco本来の香りと向き合うことができるのは好印象です。

バルカンソブラニーの再来だと言う人もいます。僕はこれは正しい指摘だと思います。長いこと「バルカンブレンド」の定義や評判について悩んでいますが、バルカンをハードボイルドなオリエント系のミクスチュアとして見るならば、これほどミッドクラシカルな志向で常喫できるtobaccoはなかなかないのはないでしょうか。

味わいとか甘さとかヒントとかそういう小賢しい括りではなく、まとう煙の中でウイスキーと共にどんな服を着ていたら似合うのかを真剣に考える機会をこのtobaccoは与えてくれます。

しかしながらこのtobaccoはパイプ上級者にとっては到達点ではありません。
単なる道具です。
つまり「タバコなんてそんなこだわって薀蓄垂れてちまちま喫うもんじゃ無いだろ」という大雑把な事を言う男の煙が実は「正統派のイングリッシュミクスチュア」であり、着ているものは何のバリっと感もないが実は仕立てのスーツであった…という向きの常喫葉であると言えるでしょう。
スキッフミクスチュアを燻らす彼はまたこうも言うでしょう。「ウイスキーなんて、そんなポンコツなベロで薀蓄垂れてちまちま飲むもんじゃないだろ」

自戒。

合う飲み物はウイスキー、時間帯は夜。

  1. 生葉芳香 弱←○○○○○○★○○→強
  2. 甘  み 少←○○○★○○○○○→多
  3. 味の濃淡 淡←○○○○○○★○○→濃
  4. 熟成感  若←○○○○○★○○○→熟
  5. アロマ  淡←○○○○○○○★○→濃
  6. 満喫感  弱←○○○○○○★○○→強
  7. 舌アレ度 弱←○○○★○○○○○→強
  8. 火持ち度 悪←○○○○○○○★○→良
  9. 常  喫 無←○○○○○○★○○→有
  10. 個  性 弱←○○○○○○★○○→強

2015年5月24日日曜日

新・桃山(Momoyama)


桃山
ヴァージニア、ブラックキャベンディッシュ他
原産国:日本(デンマークOEM)

2014年暮れからパッケージやレシピが変わり、新しい「Momoyama」になりました。以前は名称の最後にあったバージョン名の「II」が消えています。

発売前のサンプルインプレッションで「より甘くなった」という声を聞いていましたが、僕の印象では甘くなったというより、ややパンチが出て香りが自然に近づいたという印象の方が強いです。
またヴァージニアのリボンカットが以前より質が上がり弾力と長さ、湿り気を感じます。

タバコ屋さんに行くと桃山は「イングリッシュミクスチュア系」として売られていますが、「II」はれっきとしたコンチネンタル系着香tobaccoのひとつでした。

それが「新」になってやや自然な香りになり、確かにイングリッシュ系に近づいている感じはします。着香はラムと言われていますが「II」ではラムというよりは糖蜜系の香りが支配していました。「新」ではこの糖蜜系の香りが抑えられて、代わりにほのかにバニラが加えられている印象があります。それが全体的に「甘さ」という印象を強めている気はします。

「II」は良くも悪くも「タバコ」という感じが否めませんでした。
しかし「新」ではヴァージニアの自然な甘みが確かに増しています。そして熟成感のあるアロマと喫味が中盤からどんどん顔を出してきます。「タバコ臭さ」が消えて満喫感が増し、「足りない」と思うことが「II」に較べてなくなりました。
ヴァージニアの品質向上もさることながら、オリエント葉の存在感が増えています。
惜しむらくはバニラ香が強くなったことで、喫味に少し酸味を伴う雑味が増えた事でしょうか。これは決して複雑さや旨さを提供するものではないだけに残念なところです。

火付き火持ちともに良く、全く気を使うことがありません。
相変わらず喫いやすいtobaccoです。

時間帯はデイタイム。


  1. 生葉芳香 弱←○○○○○★○○○→強
  2. 甘  み 少←○○○○★○○○○→多
  3. 味の濃淡 淡←○★○○○○○○○→濃
  4. 熟成感  若←○○○○★○○○○→熟
  5. アロマ  淡←○○○○○★○○○→濃
  6. 満喫感  弱←○○○○★○○○○→強
  7. 舌アレ度 弱←○○○○○○★○○→強
  8. 火持ち度 悪←○○○○○○○★○→良
  9. 常  喫 無←○○○★○○○○○→有
  10. 個  性 弱←○○○○★○○○○→強


2015年5月22日金曜日

BBB Oriental Mixture




BBB・オリエンタル・ミクスチュア
使用葉:オリエント葉、ヴァージニア、ブラックキャベンディッシュ
原産国:デンマーク

BBBは元々イギリスのパイプメーカー。現在のブライヤーパイプのメーカーの元祖的存在なんだそうです。パイプメーカーすなわちタバコ屋さんでもあったというのはダンヒルを筆頭にごくノーマルな事ですが、現在はどこのメーカーもドイツやデンマークにOEM委託しており、純粋なイングリッシュミクスチュアにお目にかかることはまず稀になってきました。

BBBもドイツのコールハスだったりデンマークのSTG(スカンジナビアン・タバコ)を渡り歩いているようです。

オリエントミクスチュアはその名の通りオリエント葉を中心にしたブレンドです。

葉様はやや細かいリボンカット。褐色でやや透明感のあるオリエント葉に交じって、時折黒褐色のブラックキャベンディッシュが見え隠れします。

カタログ等を見ると「無香料」とありますが、明らかにキャベンディッシュからと思われる洋酒系の香りがします。バニラも少し香りますが、洋酒由来のものだと思います。

喫味は終始軽く素直な性格です。キツすぎず、軽すぎず、甘い喫味とエグみのあるヘイタイプのアロマが主体です。
決して味の深いtobaccoではありませんが、火付き、火持ち共に良く、何の気遣いも要らずにパイプを燻らせることができます。
パイプを始めたばかりの方におすすめです。

逆にイングリッシュミクスチュアらしさやオリエントらしさを求める方には不向きかもしれません。オリエントのこってりしたアロマや余韻を期待するとハズレ。逆に言えばクセがないので、むしろ舌荒れを気にする人や、ニコチンのきついtobaccoを避けたい人には良い選択になるかもしれません。良くも悪くもヨーロッパ系ミクスチュアであり、香りが少ないという部分だけがイギリスtobaccoのレシピを継承しているに過ぎません。
ラタキアを少々混ぜてあげるとアロマが引き立ってオリエントの個性が出てきますが、そうすると同じBBBのスコティッシュミクスチュアに近くなるのかな。

時間帯はデイタイム、ニコチン酔い、舌荒れの危険性はほぼ無し。

  1. 生葉芳香 弱←○○○○★○○○○→強
  2. 甘  み 弱←○○○○○★○○○→甘
  3. 味の濃淡 淡←○○○★○○○○○→濃
  4. 熟成感  若←○○★○○○○○○→熟
  5. アロマ  淡←○○★○○○○○○→濃
  6. 満喫感  弱←○★○○○○○○○→強
  7. 舌アレ度 弱←○○★○○○○○○→強
  8. 火持ち度 悪←○○○○○○○★○→良
  9. 常  喫 無←○○★○○○○○○→有
  10. 個  性 弱←○○★○○○○○○→強

2015年3月30日月曜日

Blending Tobacco Latakia-Cypern (Torben Dansk)




トーベンダンスク・タバコ・スペシャル・ブレンディング・タバコ・ラタキア・シーパン(キプロス)
使用葉:キプロス産ラタキア(100%)
原産国:ドイツ(DAN)
価格:1950円/50g(2015)

ラタキアとは、簡単に言えばオリエント葉の燻製です。
シリアの地中海沿岸にあるラタキア地方で、余ったtobaccoを家の中、暖炉(囲炉裏)の天井に吊るしていたところ、燃料として使われていたラクダの糞でいぶされてできた燻製がオリジナルと言われています。

乾いて縮れた真っ黒な葉色と独特の薫香、スパイシーさと熟成された風味が特徴で、イングリッシュミクスチュアのブレンドには欠かせない葉になっています。
現在は需給のバランスや政情不安等の影響でシリア産よりもキプロス産の方が多く用いられているようですが、今でも一部の英国産ミクスチュアにはシリア産が使われているようです。
シリア産とキプロス産のラタキアの違いについてはシリア産ラタキアの時にまた改めて紹介したいと思いますが、我々が普段ミクスチュアのtobaccoを買い求めてお目にかかる「ラタキア」風味の多くはキプロス産で薫香が強く喫味にラタキアの風味付けが如実に現れるのが特徴ですが、オリエント由来のアロマの複雑さはシリア産にやや劣ります。

そもそもラタキアはとても薫香やアロマが強い割にtobaccoとしての風味は単体では現れにくく、ラタキアのみで喫うことはまずありません。ミクスチュアの10%〜50%の割合でブレンドすることによって、他の葉に隠れていた風味を引き出し、パイプの複雑な味わいを引き出してくれる調味料のような存在です。

このトーベンダンスクのラタキアもパイピストが自分でブレンドして使うことを前提に売られています。

僕はこのブレンド用ラタキアを、サミュエルガーウィスのバージニア系(フルバージニア、ゴールデングロウ、ベストブラウン、1792フレーク)と合わせて使うことが多いです。

特に上質なバージニアのゴールデングロウとの相性は抜群で、バイト(舌荒れ)を和らげ、美味いが単調になりがちなバージニアの風味に複雑な変化をもたらして豊かな喫味とアロマに変化します。50:50ぐらいでブレンドするとかなりディープなミクスチュアになります。

1792フレークとのブレンドはさらに複雑で、アロマが際立って強くなり深い沈思の世界に浸ることができます。こちらは1792が七割、ラタキアが三割程度が双方の良さをもっとも深く味わえるかもしれません。
ブレンドする際はフレークを揉みほぐしてラヴドの状態にしてミックスします。

ちなみに100%で喫うことも可能ですが、元々甘みやニコチンの弱いオリエント葉をかなり深く燻製化しているため、オリエントならではの脂っぽさもなく単調で渋みばかりが前面に出るので喫味面での充実感はありません。アロマも、どことなく熟成の深い葉巻を喫っているようなアロマは味わえますがバージニアとブレンドした時のようなたっぷりとしたアロマには欠けます。

TorbenDanskのブレンド用シリーズには他にシリアラタキア、オリエント、ペリク、ヴァージニア、キャベンディッシュなどがあり全てドイツのDanTobaccoが作っています。
先に紹介したBill Bailey's Balkan blendもDanTobacco製で、おそらく同じ素材のキプロス産と思われるラタキアを半分程度使っているように思われます。ラタキアミクスチュアならではのスパイシーな薫香を楽しむことができます。




2015年3月14日土曜日

McClelland Frog Morton





マクレーランド・フロッグ・モートン
使用葉:ラタキア、バージニア
原産国:アメリカ
価格:2500円/50g(2015)

一言で言い表せば、ラタキアのアロマを存分に味わうtobacco……。
いや、もう少し踏み込んだ言い方をすれば、オリエント的なアロマを楽しむtobaccoと言えるでしょう。

ミクスチュアのレシピはラタキアとヴァージニアとなっていますがラタキアの割合がとても多く、葉様はほぼ黒色、時折ダークブラウンのヴァージニアが見え隠れする程度です。
香りはほぼラタキアの薫香、そして微かな酸味を感じます。

さて、この酸味香の正体は一体何から来るのか、実際に燻らせてみるとどうもラタキアだけではないような気がします。
というより、このラタキア、軽い。
そして喫味にラタキアの原材料であるオリエントの名残がかなりある。
(ラタキアはオリエント葉をらくだの糞で燻製したもの)

察するにオリエントの燻製度合いに差があるものをブレンドしているか、あるいはキプロスやシリア(現況では殆どあり得ない)から輸入したラタキアではなく、オリエントをメーカーが独自に燻製しているのでは?と思わせる軽さを感じます。


例えば本場のラタキアが50%も入っていれば、かなり渋くて濃い喫味になります。残り50%にバージニアが使われればバージニアの甘みは十分に出ます。
しかしこのフロッグモートンはあまり甘みを感じず、そして渋みもそれほどではありません。
味はほんのりと爽やかな甘さと、ほぼ全域に渡ってラタキアとオリエントのやや脂っこい、まとわりつくようなアロマのみです。
しかし生のオリエントほどにはしつこくない。
むしろ爽やかな感じさえ受けます。

燻蒸の度合いがコントロールされ、オリエント葉がラタキアに変わってゆくグラデーションをうまく表現しているような喫味に仕上がっています。
生葉の酸味香も、この燻蒸度合いが関係しているように思えます。

オリエントのコクを持ちながら決して胸焼けすることのない軽さを持ち、ラタキアの深みを持ちながら決して渋さに嫌気が差すことのない爽やかさを持っている、そんなtobaccoです。

喫味そのものよりも、煙量をたっぷりめにして、アロマを重点的に味わうといいと思います。パイプtobaccoはシガレットと違い主流煙だけでなく副流煙がとても大切な味の「ファクターとなります。シガレットのように有毒な紙の副流煙ではなく純粋にtobaccoの葉だけが持つ芳醇なアロマを提供してくれるのです。
喫味は軽くアロマは深く。
オリエント重視の葉は喫っているうちにその濃いコクにうんざりしてくることもありますが、この葉はそんなことはありません。

やっぱりオリエントとラタキアのアロマはいいなあ…そう思わせてくれるtobaccoです。
気に入りました。

時間帯は全日、合う飲み物はビール、ウイスキー、水など。
舌焼け、ニコチン酔いの心配は殆どなし。


  1. 生葉芳香 弱←○○○○○○★○○→強
  2. 甘  み 弱←○★○○○○○○○→甘
  3. 味の濃淡 淡←○★○○○○○○○→濃
  4. 熟成感  若←○○○○○○★○○→熟
  5. アロマ  淡←○○○○○○○★○→濃
  6. 満喫感  弱←○○★○○○○○○→強
  7. 舌アレ度 弱←○★○○○○○○○→強
  8. 火持ち度 悪←○○○○○○○○★→良
  9. 常喫可能 無←○○○○○○○★○→有
  10. 個  性 弱←○○○○○★○○○→強