パイプスモーキングの醍醐味は様々な個性のtobaccoの味わいが楽しめることです。
あまりに種類が多く、味わいや特徴が忘却の彼方に消えてしまったものも多々あり
自分の備忘録のためにテイスティングノートをつけ始めました。

パイプ葉は個人の嗜好性や飲み物、時間帯、体調、パイプによってもかなり変わります。
なるべく主観に流れないように書くよう注意は払っているつもりですが、あくまでも参考程度にされてください。お役に立てれば幸いです。
ついでにシガーやRYO、ウイスキーについても少し触れています。

2017年1月16日月曜日

Rattray's Marlin Flake (Flake)


ラットレー・マーリン・フレーク
バージニア、ブラックキャベンディッシュ、ペリク
原産国:ドイツ(イギリスブランドOEM)



近頃は、相も変わらずラットレーです。

以前に紹介したマーリンフレークは丸缶のブロークンフレークでしたが、久しぶりにお目にかかったら一回り小さな角缶になっていました。

当然中身の形状もシートフレーク状に変更に。

モデルチェンジの経緯、他OEM葉との兼ね合いによる合理化なのかそれとも元々のマーリンフレークの喫味を追求した結果なのかは分かりません。



葉様は以前に比べて色が薄くなったような気がします。

香りも弱くなったような気がしますが、これはフレークの密度にもよるのかもしれません。

標準的なパイプの場合、フレーク1枚では多く、半分程度でボウルいっぱいになります。
ただマーリンフレークやオールドゴーリーなどのラットレーのバージニアブレンドは、できれば一枚を丸々飲み込んでしまえるような大きめのボウルのパイプで味わう方が、よりその真価を知ることができると思います。


火付きは良いですが、火持ちには若干のコツが要ります。

マーリンフレークはなるべくゆっくりと燻らしてスロースモーキングに徹すると、ほのかな甘味が後まで残りとても好感が持てますがこのフレークも同様です。

シートフレークは一般的に密度が高いので、もみほぐさずに折りたたんでボウルに詰めると、火持ちにコツが必要になる半面、燃え方がリボンカットなどに比べて飛躍的に遅くゆっくりになります。

これによってスロースモーキングが可能になり、舌焼けや味の悪化を防いでくれます。
火を絶やさないようにするあまり強くドローしてしまえば逆効果ですが、あまりほぐさずに折りたたんで喫ってみることをおすすめします。

とは言え、以前の丸缶のブロークンフレークでもスロースモーキングは可能で、今回シートフレークにした意味はいまひとつ分かりません。

前の丸缶で良かったんじゃない?
まあ、缶のサイズが小さいので携帯にも便利というのはあるかな。

常喫に適した上品で飽きの来ないマーリンフレークです。

時間はデイタイム、合う飲み物はコーヒーなど。


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