元々スコットランドのパイプ葉。現在はドイツ生産。
とにかくラタキアを味わいたいと思ったら、このラットレー・ブラックマロリーがいい。
葉様はリボンカットで繊細。モイスト(水分多め)、蓋を開けた瞬間にラタキアとおそらくキャベンディッシュの強い燻製香が鼻をつく。
葉様はしっとり。中ぶたの紙に葉がくっついて紙がふやけるほどに湿っている。
それほどもみほぐしは要らないが火持ちに自信がない場合はしばらく外気に触れさせて水分を抜いた方がいい。
喫味に全く尖ったところがないので、少しぐらい乾いても大丈夫。
序盤は豊かな煙とアロマ。ただしタバコのそれではなく、まるでウィスキーの樽を焦がしているのでは?というほどのカスク香。
ラフロイグなどアイラの香りの強いモルトと本当に良く合う。
中盤から甘みが増してくるが、それは他の蜂蜜のように甘いタバコのそれではなく、日本のご飯やフランス小麦のパンを素で噛み締めて出てくるような滋味の甘さ。
ラタキア独特のまろやかな渋さは最後まで続く。
ルームノートは火が消えればスッと引いてゆく。
舌焼けの心配は非常に少ない。ラタキアやカスクがキライでなければ、フルボディとは言いながらチェーンスモークもできるほどに軽やかな喫後。
夕食後〜就寝前がおすすめ。
合う飲み物はウィスキー、水、焼酎。
価格:2250円/50g(2014年)
- 生葉芳香 弱←○○○○○○★○○→強
- 甘 み 少←○★○○○○○○○→多
- 味の濃淡 淡←○○○○★○○○○→濃
- 熟成感 若←○○○○○★○○○→熟
- アロマ 淡←○○○○○★○○○→濃
- 満喫感 弱←○○○★○○○○○→強
- 舌アレ度 弱←○★○○○○○○○→強
- 火持ち度 悪←○○★○○○○○○→良
- 常 喫 無←○○○○★○○○○→有
- 個 性 弱←○○○○○○★○○→強
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